BLOG ブログ

SHOPPING

ご購入はこちら

キャンプでの一酸化炭素中毒には気を付けて!

キャンプに行く前に知っておきたい危険の一つに、一酸化炭素中毒があります。

症状は、頭痛や吐き気、めまい、意識障害などであり、重症化すると死亡することもあります。

キャンプでは、テント内でストーブを使用することや焚火の際の換気不足がリスクとなります。このような危険を回避するためには、適切な対策が必要です。

本記事では、一酸化炭素中毒のリスクや原因、防止策、事故事例、対処法などを紹介し、安全なキャンプを楽しむための情報を共有したいと思います

キャンプで起きる一酸化炭素中毒とは何か

一酸化炭素中毒とは、一酸化炭素(CO)が体内に取り込まれることによって引き起こされる症状のことです。一酸化炭素は無色・無臭で、特に燃焼によって発生します。
そのため、石油ストーブやガスコンロ、薪ストーブなどの使用中に、十分な換気がない状態で長時間過ごすと、一酸化炭素中毒のリスクが高まります。
重症化すると、死亡することもあります。
ニュース等でも雪に閉じ込められ、自動車の排気ガスが車内に充満してしまいなくなるような事故も起きています。

一酸化炭素中毒の症状と原因

一酸化炭素中毒の初期症状には、頭痛、めまい、吐き気、嘔吐、息切れ、意識混濁などがあります。
長時間の暴露により、意識が混濁し、動けなくなる場合もあります。
原因としては、燃焼により一酸化炭素が発生する場合がほとんどで、暖房器具、燃焼式コンロ、バーベキューグリル、車のエンジンなどが挙げられます。また、密室での使用や十分な換気ができていない場所での使用が、一酸化炭素中毒を引き起こす要因となります。

キャンプで一酸化炭素中毒になるリスクとは

キャンプ場で一酸化炭素中毒になるリスクは、暖房器具、ストーブ、バーベキューグリルなどを密閉空間で使用することによって発生します。特に、テント内での使用が危険です。
テント内でストーブやランタンを使用する場合は、常にテントのドアを開け、外気の流入を確保しましょう。また、排気口が詰まっていないか、煙突が曲がっていないか、燃料の質が良いかなどを確認することも重要です。
室内で排気があるものを使用するならば一酸化炭素チェッカーを用意しましょう!

一酸化炭素中毒を防ぐための基本的な対策

一酸化炭素中毒を防ぐための基本的な対策には、以下のようなものがあります。

1.適切な換気
一酸化炭素中毒は、密閉された空間で燃焼物を燃やしたり、燃焼器具を使用することで発生するため、適切な換気が非常に重要です。テントや車内など、密閉された空間で火を使う場合は、窓を開けたり、換気口を設けるなどして、十分な換気を確保しましょう。

2.火の取り扱いに注意する
キャンプで一酸化炭素中毒になる主な原因は、暖房器具や燃焼器具の不適切な使用です。火の取り扱いには十分な注意を払い、燃焼器具は使用方法に応じて適切な場所に設置しましょう。

3.COチェッカーの設置
一酸化炭素中毒による事故を防ぐためには、一酸化炭素アラームの設置が有効です。一酸化炭素アラームは、一定の濃度以上の一酸化炭素を検知すると警告音が鳴ります。テントや車内、キャンピングカーなどで使用する場合は、一酸化炭素アラームの設置をおすすめします。
特に大切なことは信頼あるメーカーのもので使用期限を守りましょう!
COチェッカーがあると思って使用期限や安い粗悪品を使用しているとかえって事故につながることになります。

4.適切な管理とメンテナンス
キャンプ場での一酸化炭素中毒事故は、不適切な使用や不良品の使用、メンテナンス不良が原因で発生することが多いです。燃焼器具や一酸化炭素アラームは、取扱説明書に従い、適切な管理とメンテナンスを行いましょう。
ガスは完全燃焼すれば安心ですが、バーナー部などが劣化や汚れで不完全燃焼を起こすとCOが発生します。

一酸化炭素中毒は、火を使う際には必ずリスクとして考慮する必要があります。適切な対策を講じ、事故を未然に防ぐよう心がけましょう。

キャンプ場での一酸化炭素中毒事故事例とその原因

キャンプ場での一酸化炭素中毒事故は、テントやキャンピングカー内での炊事や暖房に使用される機器が原因で発生します。少し調べてみましたので共有させてもらいます。

・2019年、静岡県のキャンプ場で、6人が一酸化炭素中毒により亡くなりました。原因は、暖房用のガスストーブを使用していたこと。
・2017年、山梨県のキャンプ場で、2人が一酸化炭素中毒により亡くなりました。原因は、キャンピングカー内で使用していたストーブの不完全燃焼。
・2015年、長野県のキャンプ場で、4人が一酸化炭素中毒により亡くなりました。原因は、キャンピングカー内で使用していたストーブの不完全燃焼。

これらの事故は、使用していた機器の不完全燃焼による一酸化炭素の発生が原因で発生しました。使用する機器は適切なものを選び、正しく設置・使用することが重要です。また、適切な換気が行われていることも必要です。注意を怠らないようにしましょう。
少しでも頭痛がするのであれば、もしかしたら軽いCO中毒の可能性があります。換気を行いひどい場合には躊躇せず救急車を呼びましょう!

キャンプでの安全な焚き火の仕方と対策

焚き火はキャンプの楽しみの一つでありますが、不適切に行うと火災や一酸化炭素中毒の原因になります。

焚火の基本的な方法は以前にブログ記事として記載しておりますので、そちらを確認していただければ大丈夫です!

焚き火初心者必見!焚き火の基本を紹介します!


キャンプで一酸化炭素中毒になった場合の対処法

もしも一酸化炭素中毒の疑いがある場合は、すぐに安全な場所に移動し、新鮮な空気を取り入れることが重要です。また、救急隊にすぐに通報することも大切です。
症状が軽度の場合は、患者の状態を確認し、横にならせて安静にして、気道を確保することが必要です。また、吸入された一酸化炭素を排出するために、患者を酸素吸入器に接続する必要があります。

重度の症状が出ている場合は、速やかに救急医療を受ける必要があります。一酸化炭素を体内から排出するために、高圧酸素治療を受けることが必要です。

一酸化炭素中毒は、症状が出る前に原因を取り除くことが最も重要です。しかし、もしも症状が出てしまった場合は、迅速な対処が必要となります。注意深く行動し、キャンプやアウトドア活動を楽しみながら、安全に過ごすことが大切です。

お酒を飲んでいると、アルコールによる頭痛なのかCOによるものなのか素人には判断が難しいと聞きます。
大切な家族や友人を助けることになるかもしれませんのでよく観察し周りの人にも聞くことをお勧めします。

まとめ

一酸化炭素中毒は、無色、無味、無臭であるため、感覚的に気づきにくく、不注意な行動によって発生する危険があることがわかりました。一酸化炭素中毒の原因は、不完全燃焼によって発生するケースがほとんどです。
具体的には、キャンプでの焚き火、バーベキュー、カセットコンロなどの使用、テント内でのストーブや燃料式ランタンの使用などがあげられます。
キャンプで一酸化炭素中毒になるリスクは、適切な換気が行われていない場所で、燃焼機器を使用する場合や、密閉されたテント内でストーブを使用する場合に高まります。しかし、基本的な対策を行えば、事故を防ぐことができます。焚き火や燃焼機器を使用する際は、適切な換気を確保することが必要です。テント内でストーブを使用する際は、メーカーの指示に従い、必要な換気を確保するようにしましょう!

CONTACT お問い合わせ